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30年で壊されてしまう日本の住宅

30年で壊されてしまう日本の住宅
2017/03/22

 日本の不動産物件の「寿命」は、おおよそ30年と言われています。とくに住居は、30年たつと、傷み具合などにかかわらず取り壊されてしまう場合が多い。
そんな話をパリやニューヨークに住む人たちにすると、誰もが目を丸くして驚きます。少なくとも、私がその事実を告げた人たちは、100パーセントの確率で「信じられない」という言葉を口にしました。

彼らが驚く理由は明らかです。パリにおいてもニューヨークにおいても、築100年を超えた建物が数え切れないほどあって、そのような古い物件にこそ価値があるとされているからです。
実際、そのような物件の家賃は非常に高いし、購入しようと思ったら莫大な資金が必要になります。それでも多くの人が、お金さえあればそういう物件に住みたいと思っています。古くなればなるほど「時間」という価値が増すので、当然、投資対象としても極めて優良です。
私が2016年の初夏に実際に訪れて話を聞いたのはパリとニューヨークの人たちでしたが、ローマでもロンドンでもアムステルダムでもストックホルムでも、あるいはロサンゼルスやオタワでも事情は同じでしょう。古いものにこそ価値がある──。こと住居に関しては、その考え方こそが欧米のスタンダードなのです。
もちろん、欧米のスタンダードがそのまま日本のスタンダードである必要はありません。気候風土も違うし、住まいに対する考え方も異なります。しかし、せっかくお金と手間暇をかけて建てた住居がたったの30年で取り壊されてしまうというのは、どう考えてもおかしい。たんに「もったいない」というだけでなく、たとえば4000万円を費やして建てた建物の価値が30年でゼロになってしまうわけですから、経済的に見ても中古マンションのヴィンテージなリノベーションに比べこれは大きな損失です。
ましてやエコロジー環境の観点から見れば、それは完全に時代に逆行する行為とみなされても反論のしようがありません。まだ使える中古マンションを解体し、新しく木を切り倒したり、せっせと二酸化炭素を排出しながら製造された建材を使って、また30年もたてば取り壊される家を建てる。
極めて無駄が多い「反エコ的行為」であることは明らかです。
なぜ、日本では中古マンションをリノベーションせずにこのような仕組みが一般化しているのでしょうか。
中古マンションのリノベーションBROWNSTONE.(ブラウンストーン)を語ります。

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