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不動産イノベーションを実現し、真に豊かな国を創る



森田 夏光この度は弊社ウェブサイトをご覧戴きまして、心より御礼申し上げます。 株式会社MORIOは2011年に創業致しました。
決して平坦な道ではありませんでしたが、一貫して真に価値のある不動産とは何か、ひたむきに追い求めて参りました。


社会に本当の豊かさをもたらす不動産開発とはどのようなものでしょうか。 戦後、我が国は“スクラップ&ビルド”という、極めて短期間で壊し建て直す事を前提とした価値観の下、突き進んで参りました。 そこに通底しているのは、新築こそが最も価値があり中古は価値が減少したもの、すなわち、「新しさこそが価値である」という考え方です。


今日、私たち日本人にとって新築こそ最良という価値観は、誰も疑問を持つ事の無い常識となっています。 しかし私はこれまでの不動産開発のあり方に強い危機感を感じています。 短期間で取り壊すことを前提とした都市開発によって、日本の街並みは何のカルチャーも生むことの無い、味気の無い建物が無秩序に並ぶ、魅力に乏しいものになってしまいました。


新築至上主義による不動産開発が引き起こした象徴的問題は、空き家問題です。
気が付けば2013年の時点で、我が国の空き家の総数は820万戸超という驚くべき状況になりました。 空き家とは経済的価値がほぼ消失した状態であり、失われた投資額・経済価値はもはや天文学的数字に達してしまいました。 そして言うまでもなく、その代償を背負わされたのは他でもない私たち国民です。 国は懸命に対策を打ち出していますが、空き家は減るどころか増加の一途を辿っています。 そして、このような危機的状況があるにもかかわらず、今もなお、30年程で壊される(価値を失う)新築が無尽蔵に増殖し続けています。


これは明確に極めて異常事態と言えるのではないでしょうか。 多くの人にとって不動産(住宅)は人生最大の買い物です。 不動産への投資が積み上がらず、消費されやがて価値を失う状況を打破しない限り、政治家がどんな経済対策を打ち出したところで、永遠に豊かさの実現は程遠いのです。


私は、今日まで日本人を支配してきたこの極めて特殊な価値観こそが、この国の本当の豊かさの実現から遠ざけている根本的な原因であると考えています。 “新しさ”という概念は決して資産にはなりません。 なぜなら、”新しさ”という概念は確実に時間の経過とともに減少するものだからです。 欧米諸国のほとんどの不動産広告は、築年数の表記がありません。 一般的に私たちが不動産の価値を判断する際に最も重視する要素の一つなので、驚かれる方も多いかもしれませんが、築年数は評価基準ではないのです。 それでは一体、不動産の本質的価値とは何なのでしょうか。 それは、一見不動産とは全く別の話ですが、アンティークの時計やクラシックカーの様ないわゆる “ヴィンテージ” と呼ばれる様なプロダクトが、なぜ新品より機能的に遥かに劣るにもかかわらず高い価値を持つのか? 私はここにヒントがあると思うのです。


欧米諸国では伝統的に100年、200年と築年数を経過しても変わる事の無い、トラディショナルな魅力に満ちた建物たちが活用され、風光明媚な都市の風景を形成しています。 何百年も前に造られた街にもかかわらず、歴史を思わせる重厚な美しさに人々は惹きつけられ、不動産価値・観光価値ともに、世界トップクラスの収益力を維持しています。 つまり、初期投資の何倍、何十倍という価値を今も生み出しているのです。 経済的側面だけではありません。その様な街からは奥行きのあるカルチャーや洗練されたライフスタイルが生まれます。 まさに人々の生活の舞台であるインフラ・ハードウェアとして、美しい不動産が人々に本当の豊かさと幸福をもたらしています。 答えはここにあるのです。 不動産の本質的価値とは、決して新しさではありません。 「時代を経ても人々の心を打ち続ける、変わる事の無い普遍的美」こそが、真の資産として積み重なり増していく本物の価値だったのです。


私たちは目を覚ますべきです。 まさに今、我が国にはスクラップ&ビルド前提のものづくりから、価値が永続的に続くものづくりへの変革が求められているのではないでしょうか。 そしてこの変革の本質は、不動産に限らずあらゆる産業において、日本人がかつて、ものづくりの矜持として持っていたはずの本物志向に回帰する事なのです。 そしてこれは、これからの日本があらゆる意味で世界を牽引する誇り高い国となるための、日本再興の本質的な指針となるはずです。


実は、私たちの常識である住宅の価値がいずれゼロになるという概念は世界的にみると非常に特殊なものです。 なぜなら、大半の国々において不動産価値は上昇するものだからです。 私たちの不動産(住宅)が永続的価値を持つ資産になれば、どんな経済対策より本質的な経済効果をもたらします。 経済的余裕が生まれれば必然的に消費が増大し内需が拡大され、我が国は斜陽を脱し、本来求められるべき持続性のある成長軌道に乗っていく事でしょう。


日本には本来、経済力だけではなく世界に誇る食の文化、四季折々の美しさ、治安の良さ、アニメーション等の素晴らしいコンテンツなど沢山の魅力があります。 我が国の都市風景がかつて持っていたはずの美意識によって再構築され、美しくエモーショナルな千年都市に変貌した時、我が国は本来の豊かさに満ちた真の姿を現わすでしょう。 私は断言します。今、我が国は不動産イノベーションが求められているのです。 日本の不動産価値の変革こそが経済的・文化的・精神的、あらゆる面において本質的豊かさを実現する、唯一無二のソリューションなのです。


これからの時代を生きる私たちは、モノと情報が溢れ返った世の中において、今まで以上に「本質を見極める」力が求められていると感じております。 短期間で価値が消失する様な耐久消費財は、資産とはなり得ません。だからこそ弊社は、本物の価値を創造し提供する立場として、皆様にとっての価値のベンチマークとならなくてはなりません。 不動産に限らず、本物の資産となるプロダクトとはどういうものか?どんな要素があるのか?どんなモノづくりからなるのか? 弊社は真摯に向き合い、あらゆる企業体の先頭を走りながら、究極の価値の創出を目指し、これからも全身全霊で取り組んでいく所存です。


弊社が進むべき道は、大勢に真っ向から立ち向かう事でもあります。理想を実現するには想像を絶する困難が待ち受けている事でしょう。 それでも私は確信しています。 日本を再興するという圧倒的な公共性を掲げる志の下に、必ずや本物を求める多くの志士が集い、イノベーションは実現するでしょう。 株式会社MORIOは、真に豊かな日本を創る新世代のパイオニアとなるべく、これからも果敢に挑戦し続けます。


株式会社MORIO 代表取締役 森田 夏光

森田 夏光

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