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不動産イノベーションを実現し、真に豊かな国を創る



森田 夏光この度は弊社ウェブサイトをご覧戴きまして、衷心より御礼申し上げます。株式会社MORIOは、皆様の記憶にも新しい東日本大震災が起きた2011年に創業致しました。決して平坦な道ではありませんでしたが、真に価値のある不動産とは何か、ひたむきに追い求めて参りました。


社会に本当の豊かさをもたらす都市開発とはどのようなものでしょうか。それは我々不動産開発業者にとって最大のテーマであり続けています。戦後、我が国の都市開発は“スクラップ&ビルド” という短期間で取り壊し、建て直す事を前提としたコスト>クオリティの方針の下で突き進んで参りました。そこに通底していたのは、新築こそが最も価値がある、という考え方です。この概念が醸成された要因はいくつかありますが、一つは敗戦後、約400万戸住宅が不足し急を要する状況の中で、質より量が求められていた背景があります。そして、何よりも最大の理由は国策として利用され続けて来たという事です。際限なく新築を大量に建て続ける事こそが景気・経済対策の決定打であるという考え方です。


今日、私たち日本人にとって新築こそ最良という価値観は、誰も疑問を持つ事の無い常識となっています。しかし私はこれまでの都市開発のあり方に強い危機感を感じています。このような方針の下で都市開発が推し進められていった結果、日本の街並みは、味気の無い建物が無秩序に並ぶ魅力に乏しいものになってしまいました。近年少子高齢化が叫ばれ久しいですが、これから徐々に国力が低下し、ともすれば我が国は斜陽の時代を迎えつつあるのではないかと言われるのを待たずして、加速するグローバリズムやアジアの台頭など、未だかつて無い程に国内外から数々の脅威が迫っています。果たして私たちが信じてやまない新築神話は本当に正しかったのか。戦後70年が経過した今、都市開発、ひいては国づくりのあり方を総括すべき時が来ているのではないでしょうか?


新築至上主義による都市開発が引き起こした最大の問題は、空き家問題です。気が付けば2013年の時点で、我が国の空き家の総数は820万戸超という驚くべき状況があります。空き家というのは経済的価値がほぼ消失した状態とも言えます。これにより失われた投資額・経済価値はもはや天文学的数字に達してしまいました。言うまでもなく、その代償を背負わされたのは、他でもない私たち国民です。国は懸命に対策を打ち出していますが、空き家は減るどころか増加の一途を辿っています。そしてこのような危機的状況があるにもかかわらず、今もなお、30年程で壊される(価値を失う)新築が無尽蔵に増殖し続けているのです。野村総合研究所の予測では、2033年には2000万戸を突破するという研究結果が出ています。これは明確に、極めて危機的な異常事態と言えます。住宅は人生最大の買い物です。住宅への投資が積み上がらず、消費されやがて価値を失う状況を打破しない限り、どんな経済対策を打ち出したところで、私たちの豊かさの実現は永遠に訪れる事は無いでしょう。


私は、今日まで日本人を支配してきたこの極めて特殊な価値観こそが、この国の本当の豊かさの実現から遠ざけている根本原因であると考えています。“新しさ”という価値は、時間の経過とともに減少する、決して資産にはならない価値です。驚かれる方も多いと思いますが、欧米諸国のほとんどの不動産広告は築年数の表記がありません。この築年数という概念は、一般的に私たちが不動産の価値を判断する際に最も重視する要素の一つですが、欧米では築年数は評価基準では無いのです。それでは一体、不動産の本質的価値とは何なのでしょうか。それは、一見全く別の話になりますが、アンティークの時計やクラシックカーの様ないわゆる “ヴィンテージ” と呼ばれるプロダクトが、なぜ新品より機能的に遥かに劣るにもかかわらず高い価値を持つのか?私はここにヒントがあると思うのです。


欧米諸国では伝統的に、100年、200年と築年数を経過してもなお “美しさ” という根源的な魅力に満ちた建物たちが活用され、風光明媚な都市の風景を形成しています。何百年も以前に造られた街にもかかわらず、歴史を思わせる重厚な美しさに人々は惹きつけられ、不動産価値・観光価値ともに、未だに世界トップクラスの収益力を維持しています。つまり、初期投資の何倍という価値を生み出しているのです。経済的価値だけではありません。美しい街には奥行きのある文化が生まれ、豊かで洗練されたライフスタイルがあります。まさに人々の社会活動のすべての基盤であるインフラ・ハードウェアとして、人々に本当の豊かさと幸福をもたらしています。答えはここにあるのです。不動産の本質的価値とは、“新しさ” でもなく、“機能性” でもなく、時代を経ても人々の心を打ち続ける “美しさ” だったのです。人々と共に永い年月をかけ物語を紡いでいく中で、変わる事の無い普遍的美こそが、社会の真の資産として積み重なり増していく本物の価値だったのです。


私たちは目を覚ますべきです。まさに今、我が国にはスクラップ&ビルド前提のものづくりから、価値が永続的に続くものづくりへの変革が求められているのではないでしょうか。そしてこの変革の本質は、不動産に限らずあらゆる産業において、日本人がかつて、ものづくりの矜持として持っていた 本物志向に回帰する事なのです。そしてこれは、これからの日本があらゆる意味で世界を牽引する誇り高い国となるための、日本再興の本質的な指針となるはずです。


実は、私たちの常識である住宅の価値がいずれゼロになるという概念は、世界的にみると極めて特殊なものなのです。なぜなら大半の国々において、不動産価値は上昇するものだからです。不動産が永続的価値を持つ資産になる事は、どんな経済対策より本質的であり効果的です。幾らか給料が上がったり税金が安くなったりするよりも、支出の大半である住宅費が “貯蓄” になる方が遥かに家計は良くなります。今まで私たちが必要経費として認識していた住宅費が貯蓄と同義になれば、誰でも効率よく資産を築く事が出来ます。そうなれば老後など将来の漠然とした不安のための貯蓄は必要無くなり、可処分所得が飛躍的に増え、人生を豊かにする旅行、趣味など様々な消費が増大します。必然的に過度な労働も見直す余裕が生まれ、ワーク・ライフ・バランスも飛躍的に向上するでしょう。つまり、“不動産イノベーション” こそが、経済的・文化的・精神的、あらゆる面で日本に真の豊かさをもたらす唯一無二のソリューションなのです。


これからの時代を生きる私たちは、これほどモノと情報が溢れ返った世の中において、今まで以上に本質を見極める力が求められていると感じております。 短期間で価値が消失する様な「資産と銘打った耐久消費財」はやはり資産とはなり得ません。だからこそ弊社は、本物の価値を創造し提供する立場として、皆様にとっての価値のベンチマークとならなくてはなりません。不動産に限らず、本物の資産となるプロダクトとはどういうものか?どんな要素があるのか?どんなモノづくりからなるのか?弊社は真摯に向き合い続け、あらゆる企業体の先頭を走りながら究極の価値の創出を目指し、これからも全身全霊で取り組んでいく所存です。


我が国は本来、経済力だけではなく世界に誇る食の文化、四季折々の美しさ、治安の良さ、アニメーション等の素晴らしいコンテンツなど沢山の魅力があり、世界トップクラスのポテンシャルを秘めています。この国はまだ本来の豊かさに満ちた真の姿を現せていません。理想郷を実現するには想像を絶する困難が待ち受けている事でしょう。それでも私は確信しています。日本を再興するという圧倒的な公共性を掲げる志の下に、本物を求める多くの志士が集い、必ずイノベーションは実現するでしょう。株式会社MORIOは、真に豊かな日本を創る新世代のパイオニアとなるべく果敢に挑戦し続けて参ります。皆様には、これからも何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


株式会社MORIO 代表取締役 森田 夏光

森田 夏光

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